起業に限らず、
自分の打ち立てた何かしらの理想を
着々と実現していく人がいる一方で、
何を始めても長続きしない、
挫折を繰り返していく人がいます。
その違いはどこにあるのでしょうか?
今回は起業コーチングの中で気づいた、
その答えの一つについて
お伝えしようと思います。
挫折する人は成功の「ノウハウ」から求める
人によって「成功」の定義はそれぞれですが、
私たちが「手に入れたい!」
と思っているモノを
着々と手に入れていく「成功者」達を
様々なメディアで目にする様になりました。
どうすれば彼らの様な豪華な生活ができるのか?
どうすれば色々なことを成し遂げられるのか?
そう羨望のまなざしを向けながら、
「自分も成功者になる!」
と想いを馳せる人は多いはず。
僕らは考えます
「どうすれば成功できるのか?」
「どこかに”成功のノウハウ”があるはずだ!」
そしてそのノウハウは、
「知ることさえできれば成功できる
”凡人が知らない特別な何か”」
の様に感じている節があります。
では、成功者が持つノウハウは
本当に”特別な何か”でしょうか??
蓋を開けてみると、
その何かは大抵の場合、
泥臭く並外れた努力
であることが殆どです。
そうなると
自分達もできる特別な何か
を期待していた人達は、
「あの人は才能があるから」
「あの人は頭がいいから」
「自分とは違うから」
と、その違いを
「持って生まれた能力の差」
で片づけてしまうのです。
この様に、
あなたと成功者の間にある違いは
「やり方(ノウハウ)」だけに
フォーカスしてしまうと
埋めることができないのです。
これはもっと身近な例でも同じです。
例えばダイエットできずに悩んでいる人が、
美しいモデル体型の人に、
「痩せボディを作る秘訣は何ですか?」
と質問したとします。
「毎日欠かさず5km走ることです!」
その答えが本当にダイエットに関して、
最高のノウハウだったとしても、
毎日テレビの前で体を起こすことも億劫な
「ソファーの主」にはムリなのです。
何をするか?よりも先に
「実行できる自分を作る」
ことの方が大切です。
成功者の「生き方や生き様」を知る
成功者は、他の成功者の生活や生き様、
そのバックボーンにある経験と想い・志
について深く知ろうとする傾向があります。
これは「実行できる自分を作る」上で、
とても重要な意味を持ちます。
前回のコーチングの有用性について
の記事でもお話ししましたが、
人の脳には具体的にイメージできれば、
理想と現実とのギャップを
無意識化で埋めようとする機能(RASの機能)
が働きます。
成功者の経験を追体験することは、
成功者のマインドセットや生活習慣、
価値観や感情をイメージするのに
大いに役に立つのです。
もし直ぐ挫折してしまう自分に悩んでいるなら、
「成功者の表面」をなぞるだけでなく、
「成功者の人生全体」について、
一度深く知り、考えを巡らせる機会を
設けてみてはいかがでしょうか?
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