皆さんこんにちは。
「U31 働きながら0から始める
ひとり起業支援コーチ」の酒井です。
コロナの影響もあるとは思いますが、
4月から多くの企業で、
フレッシュな新入社員が入社しました。
しかし、2020年統計では
入社から3年の間での
離職率は32%にもなるそうです。
もちろん、離職や転職そのものが
悪いわけではりません。
ポイントなのは、
現実逃避からの転職で、
その後とも転職を転々と繰り返すケースが
少なくない点です。
採用担当をしていたので分かりますが、
短い期間で転職回数が多いことは、
明確なデメリットになります。
なぜこの様な事態に陥るのでしょうか?
未来像を描けない
前回の記事でもお話ししましたが、
ぼんやりと描いてた社会生活像とのギャップが
不満や不安として表れます。
しかし、受験や就職活動など、
それまで「未来のためにやるべきこと」を
誰かから与えてここまできた彼らには、
「自分のより良い未来像」
をどう描いて良いのか分からないのです。
一方で、
学生の間から社会との接点を持ち、
理想を描き、
起業してしまう人達もいます。
この間にはいったいどんな経験の違いがあるのでしょか?
「ビンボー」に倣う”きっかけ”の重要性
ソフトバンクの孫正義氏を始め、
若い時から様々なことを実現していく人の中には、
幼少期に「貧しかった経験」をしていることが非常に多いです。
よく「ビンボーはハングリー精神を養う」
などと言われますが、
僕は、彼らの「貧しかった経験」が、
生き方・仕事・お金
の関係を真剣に考えるきっかけ
になっているからだと思うのです。
そして、キャリア教育の外部講師として
多少なり学生達と接してきた中で、
この「きっかけ」が今の日本の教育に
足りていない部分なのではないかと感じています。
社会変化の速さ・テクノロジーの発達
が加速する中で、
生き方・仕事・お金の関係性は複雑化し、
選択肢は増加しているにも関わらず、
知識・社会性(被雇用適応力)に偏重した教育
が未だに続いています。
例えば、
●ファイナンス学習
知識はあった方がいいのにも関わらず、
お金の話はどこかタブー視されている
●アルバイト
学歴重視の学校ほど、
禁止しているケースが多い。
10代の学生と社会との接点を増やし、
これからの生き方・仕事・お金
が自分ごととして捉えられる様な経験を得る事は
学業への姿勢にも大きな影響を与えると思うのです。
彼らにとって財産になる様な経験を、
提供できるように日々取り組んでいきます。
コメント