-「まだ”答えの無い問題”を見つける能力」は”価値観構築”から始まる-

皆さんこんにちは!U31スモールビジネス専門コーチの酒井です。
僕は過去にプログラマーをしていたのですが、 それと並行して
ときに個人事業で転職支援を行い、
ときに起業で採用担当を行い、
ときにキャリアコンサルタントとして
学校のキャリア教育に携わってきた経験があります。
そんなちょっと変わった経験の中で、僕はあることを感じていました。
それは、企業が人材に求めるものが、
「スキルや知識」から「社会に対してどんな価値観と熱量を持っているか」
にシフトしてきているということです。
今回はその理由から読み解く、
”今後の社会で価値ある人材になるための力”
についてお話ししていきたいと思います。
まだ”答えの無い問題”を見つける能力

以前の投稿で、「企業が人や物などを自社内で抱えなくなっていく」
ことをお伝えしました。その流れにより今後は、
多くの仕事は社外にアウトソーシングされる&IT技術に代替えされるため、
会社内における人材の持つ「スキルや知識」は、
会社の核になる様な一部の高いレベル技術や知識を除き
相対的に価値を失っていくことになります。
ここでポイントなのは、今までの企業で抱えていた人材の大半が、
「企業内の誰かが打ち立てた理想を実現するための商品やサービス」を
”運営し支える側”であり、
その運営し支える側の仕事は、積極的に外に出される上、
インターネットを介して価格競争にさらされるため、
支払われる対価は下がっていくということです。
これらを踏まえた上で、企業が人材に求める力は主に2種類となります。
- 社会に理想を打ち立て、実現するための商品やサービスを生み出す力
- 理想を実現するため商品やサービスの核になる理論や技術を研究する力
2つ目は皆さんも想像がつきやすいと思いますが問題は1つ目の力で、
日本人は特にこの力を身に着けることが苦手な傾向にあります。
その原因は「決められた大多数派の価値観に合わせ、
ルールを守る人材を育成するための教育」
が戦後から今まで脈々と続いてきたことにあります。
独自の価値観を磨き上げ、その価値観を通して社会を見ることで、
「何があればもっと社会や環境が良くなるか」
「何が変われば人々がより幸せになるか」
を構築する経験が増えれば、
徐々に理想を打ち立てる力持った人材は増えていくと思います。
昨今の大手企業がこぞって取り組んでいる「哲学研修」などは、
そういった「まだ答えの無い問題を見つける力」を養うことを
重要視され始めている証拠では無いでしょうか。

僕は「この力を身に着ける場」としてもスモールビジネスを勧めています。
スモールだとしても出発点は同じで、
「まず自分の価値観を通して問題点や理想を見つけること」だからです。
これからの自分のキャリアを高める上でも、
是非自分ビジネスを始めてみませんか?
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