皆さんこんにちは。
「U31 働きながら0から始める!
ひとり起業支援コーチ」の酒井です。
今回は起業における5つの段階の内、
4段階目の「改善」について、
その注意点とコーチングの有用性
についてお話ししていきます。
(「起業における5つの段階」の詳細はコチラ)
客観性の難しさ
僕たちが何かを改善しようとするとき、
●測定と集計
●レスポンス
のどちらかが必ず必要になります。
例えば、
ブログの閲覧数や閲覧時間などの
具体的な数値で測れるもの
は比較的何をどう改善していくべきか
が見えやすい。
一方で「レスポンス」とは、
お客様の言葉や声色、態度など、
他者からの様々な反応であり、
”抽象的”なものになります。
ですので注意しなければならないのは、
抽象的な「レスポンス」は
受け取る側の”感情”
が絡んでしまうという点です。
それにより、
楽観視から改善の機会を失ったり、
逆に過度に悲観的な捉え方をしてしまい、
自信を失ったりしてしまいます。
この段階でのコーチングでは、
クライアントが
「レスポンス」をどう捉えているのか?
を理解し、
対話の中で客観的な視点を促がす
役割を果たします。
また、コーチとしての役割ではありませんが、
僕自身がレスポンスを行うこともしています。
基本コーチはクライアントへの評価を行いません。
(行動の良し悪しなど)
ですが、この「改善」の段階においては、
客観的なレスポンスと情報提供を行い、
コンサルタントとしての役割も担っています。
改善のスピードを高める
「改善」は上手くいっている時ほど機能しづらい
という特徴があります。
「上手くいっているのなら
改善する必要がないのでは?」
と思うかもしれませんが、
起業において「改善」の
必要が無くなることはありません。
自分が思い描いていたぐらいの結果で
改善を辞めてしまうことは、
更により良い結果を手にする機会を失うことになります。
では、なぜ改善が上手く機能しなくなるのか?
そこには人に元々備わっている
下記の特徴が関係しています。
「得る喜び」よりも「失う恐怖」を重視する
こんな話をご存知でしょうか?
「宝くじを買えば今なら○○万円当たる!」
この宝くじの広告を
「あなたはもう○○万円当たってるかもしれない」
に変えただけで、
売上が激増したのだそうです。
「もしかして今自分は○○万円
当たるタイミングにきているのかも… 」
「買わないと失ってしまうかもしれない!」
つまり、僕たち人は(特に日本人)
「得ることへの期待」よりも、
「失うことへの恐怖」の方が
大きな影響力を持っています。
それを裏付ける日本人の脳の特徴として、
安心感ややる気を与えるセロトニン
の量を調節するセロトニントランスポーターが、
世界的に見ても極端に少ないのだそうです。
それにより日本人は、
「最も不安になり易い民族」
などと言われているのだとか。
この「失う恐怖」は
「今やり方を変えると、お客が離れてしまうかもしれない。」
「折角の収入が減ってしまうかもしれない」
と、より高いレベルへのステップアップ
を妨げてしまいます。
ここにおけるコーチングは、
改善で「得られるモノ」への解像度を高め、
恐怖で”見えなくなっているもの”
への意識を高めるアプローチを行います。
まとめ
「改善」は小さく始めて、
大きく拡張していく
「ひとり起業」において、
重要な項目になります。
ですが、「ひとり」であるデメリット
が一番表れやすい項目でもあるのです。
あなた自身を客観視する”鏡”
としてコーチを活用してみてはいかがでしょうか。
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