~コーチングとは「脳の機能を効率よく使う手法」~
皆さんこんにちは。
「U31 働きながら始める ひとり起業」
コーチングでその支援をしている酒井です。
前回は「コーチングってそもそも何?」
というシンプルな問いから、
「コーチングを受けるとどんな効果があるのか?」
という「結果」の部分について説明しました。
今回は”中身”であるコーチングの「原理」について、
経験と研究に基づいた答えの一例を、
可能な限り分かりやすくお伝えしようと思います。
”コントロールできないこと”へのアプローチ
例えば、
情報発信の一つとして、
「セミナー」を開きたいが、
どうしても一歩踏み出せない
人がいたとします。
この人は過去に
「顔が真っ赤になってしまた」
「頭が真っ白になってしまった」
などの経験があり、
人前で話すことを想像すると、
ネガティブな感情が蘇ってしまいます。
これは脳の防衛機能が原因です。
人の脳は
●起こった事象の情報
●感情
●感覚
を感覚をIndex(目次)として、
情報を取り出しやすく
脳の中に蓄積しているのです。
何か似たような状況に陥った際、
「感覚」から過去の情報を
おおよそ0.5秒の速さで参照し、
一緒に保存されている「感情」が
ネガティブなものだった場合には、
体に「逃げろ」の合図を出します。
体はその合図に答え、
頭や足などに血液を集中させた結果、
赤面や手足の震えが起こるのです。
ではどうやって解決するか?
脳の持つ「蓄積」と「参照」機能が原因ですから、
情報と一緒に蓄積する感情を
ポジティブなものに変えていく必要があります。
しかし、人は自分の感情をコントロールすることは難しい。
ですから、事象に対する「解釈」が重要になってきます。
●以前よりもできる様になったポイントは何か?
●点数をつけ、+の点がついている要因は何か?
などの、
自分では見ることの出来なかった部分
に視点を移す質問をコーチが行うことで、
それまで使われていなかった脳の番地を活性化させ、
「解釈の仕方のセク」に変化を与えます。
解釈のクセが変われば、
次第に蓄積する情報も変化し、
最終的には
自分でコントロールできなかったことにも
変化を起こせるようになるのです。
では「解釈なんて自力で変えていけば良い」
と思うかもしれませんが、
そう簡単にはいきません。
なぜなら、脳は省エネがとても上手で、
エネルギーロスを避ける為に
同じ経路・同じ脳の番地を
使う様にできているので、
外部からの強制的な刺激
(コーチからの予期せぬ質問)
でもない限り、
同じ思考を繰り返してしまうからです。
コーチングは「脳の機能を効率よく使う手法」
上記はコーチングの過程で、
「クライアントに何が起きていること」
のほんの一例です。
他にも、コーチはコンサルと違い、
「何をすべきか」を語らない代わりに、
「ストーリー」を語りますが、
これはクライアントに”自己投影”させることで、
自分に置き換えた具体的なイメージを持たせ、
無意識化でイメージとの差分を埋めようとする
「RAS」の機能を上手く使うためのアプローチです。
この様にコーチングは、
目的実現のためにクライアントの
「無意識化でコントロールできない部分」
に働きかけ、
「脳の機能を効率よく使う手法」
なのです。
もし、実現したい何かを持っているけれども、
ひとりで行き詰ってしまった方は、
是非コーチングを利用してみてください!
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