「サスティナビリティ」から見る起業のヒント

時事

 直接提供される価値と福産的価値

 皆さんこんにちは。

「U31 働きながら0から始める!ひとり起業支援コーチ」の酒井です。

 

今回は何かと耳にするSDGsやサスティナビリティについて、

(使命感を持って取り組んでいる企業が多いので、

この言葉が正しいか分からないですが)

なぜ今”流行っている”のか?

について分析し、

「ひとり起業」にどの様に活かせばよいのか?

について触れていきたいと思います。

 

サスティナビリティとは?

 

ことビジネスの場面では、

企業利益と環境・社会を将来に渡って両立し、

継続が可能な企業活動のプロセス

などの意味合いで使われます。

 

 

勿論今までも、

「企業は環境に対しても責任を果たさなければならない!」

という声はありました。

 

しかし、商品価格が上がってしまうなど

経済活動と相反する部分があり、

設備投資が必要なケースも多いため、

”大手企業の果たすべき義務”

としての意味合いが大きく、

これほどまで注目は集めていませんでした。

 

今回はここに注目して欲しいポイントポイントがあります。

それは、今やスタートアップの企業や、

中小零細企業に至るまでが、

このサスティナビリティを掲げた商品やサービスを提供し始め、

義務からコンセプトに代わってきたという点です。

 

では、なぜ小さな企業達までがこぞって取り組む様になったのでしょうか?

「購入者に直接提供される価値」の外にあるもの

https://www.wipo.int/ip-outreach/ja/ipday/2020/articles/sustainable_fashion.html

(写真: Getty/ Andrei Stanescu)

 分かりやすい例として、

今特にサスティナビリティの波がきている

ファッション業界に着目してみましょう。

 

近年のファッション業界は、 

購入者の求める価値は「安価・丈夫・機能的」

が重視される傾向が強く価格競争になり易ため、

付加価値を付けづらい業界として低迷期にありました。

 

そんな中「サスティナビリティ」に関連して、

ファッション業界はメディアに取り上げられることとなります。

それは、国連から「第二の汚染産業」と言われるほど、

水を大量に使用し、温室効果ガスの排出量が多いこともあり、

環境問題と結びつき易かったためです。

 

”今は環境に配慮する時代・ファッション業界は環境への影響が大きい”

そんな前提知識や価値観を消費者が持ち始めたという変化は、

逆に言えば、環境に配慮した商品の購入が、

「環境に良いものを選んでいる」という満足感を付与する

という変化を生むこととなりました。

 

つまりサスティナビリティへの取り組みは、

本来の「安価・丈夫・機能的」という

”購入者自身に提供される価値”以外の

副産的価値を付け加えることができるわけです。

 

これはひとり起業を始める際にも応用することができます。

僕のひとり起業支援のコーチ業の場合を例にすると、

「ひとり起業を果たし事業を継続できる様になる」という

お客様が直接享受する価値の他に、

「画一化されたキャリア教育に多様化を与え、

これからを担う若者が働くことの選択に迷わないでいい様に社会にする」

という福産的な価値も持っています。

 

あくまでコレは僕の使命であり、

選ばれるために取って作ったワケではありませんが、

つのコンセプトとして選ばれる理由にはなっています。

 

直接提供される価値と福産的価値。

是非皆さんのビジネスにも活かしてみてください。

「皆さんが社会や環境で問題だと思うことはなんですか?」

「皆さんが行っている(やろうとしている)ことで、
それらに与える良い影響は何ですか?」

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